2021.09.13
お盆とは|意味・時期・迎え火や盆提灯など基本の風習をやさしく解説
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「お盆」という言葉はよく耳にするものの、その意味や由来、いつ行う行事なのかを改めて尋ねられると、答えに迷う方も多いのではないでしょうか。お盆は、ご先祖さまや亡くなった方の霊をご自宅にお迎えし、感謝の気持ちを伝えて供養する、日本に古くから伝わる大切な行事です。この記事では、お盆の意味や時期、迎え火・送り火や盆提灯といった基本的な風習を、はじめての方にもわかりやすく解説します。
なお、お盆の日程や作法は地域や宗派によって大きく異なります。ここでご紹介する内容は一般的な目安であり、ご自身の地域やご家庭のしきたりを基準にお考えいただくのが安心です。
お盆とは|ご先祖さまをお迎えする行事
お盆は、正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と呼ばれ、ご先祖さまや亡くなった方の霊が、年に一度この世に帰ってくると考えられている期間です。その間、ご家庭ではお迎えの準備を整え、おもてなしをし、感謝を込めて供養を行います。そして期間の終わりには、再びあの世へとお見送りをします。
もともとは仏教の教えと、日本に古くからあった祖先を敬う信仰とが結びついて、現在のかたちになったと考えられています。長い歴史のなかで地域ごとの風習や家庭ごとの習わしが加わり、今日のように多様なお盆のかたちが受け継がれてきました。そのため「これが正解」という一つの決まりがあるわけではなく、それぞれの地域や宗派の作法を大切にすることが、お盆の本来の心にかなうといえるでしょう。
お盆の時期は地域によって異なります
お盆と聞くと「八月の中ごろ」を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実際の時期は地域によって異なります。大きく分けると、七月に行う地域と、八月に行う地域があります。
七月のお盆(新盆)
七月十五日前後に行うお盆は「新盆(しんぼん)」や「七月盆」などと呼ばれます。東京を中心とした一部の都市部などで見られる時期です。なお、ここでいう「新盆」は時期を指す呼び方で、故人が亡くなって初めて迎えるお盆を意味する「新盆(にいぼん・あらぼん)」とは異なりますので、文脈によって意味が変わる点にご注意ください。
八月のお盆(旧盆・月遅れ盆)
八月十五日前後に行うお盆は「旧盆」や「月遅れ盆」と呼ばれ、全国的にもっとも広く行われている時期です。多くの企業でこの時期に夏季休暇が設けられることもあり、帰省してお墓参りをする習慣が根づいています。このほか、地域によってはさらに異なる時期に行うところもあります。お盆の日程は地域やご家庭により異なりますので、迷ったときは菩提寺やご親族に確認されると確実です。
お盆の主な風習
お盆には、ご先祖さまをお迎えしお見送りするための、さまざまな風習が伝えられています。ここでは代表的なものをご紹介します。いずれも地域や宗派によって作法が異なりますので、あくまで一般的な例としてご覧ください。
迎え火と送り火
「迎え火」は、お盆の初めにご先祖さまの霊が迷わず家へ帰ってこられるように焚く火のことです。一般には、玄関先や門口でおがら(麻の茎)などを燃やして目印とします。反対に、お盆の終わりにご先祖さまをあの世へお見送りするために焚くのが「送り火」です。京都の「五山の送り火」のように、地域の大きな行事として知られているものもあります。火を扱うのが難しい住宅事情では、盆提灯の灯りでその役割を果たすこともあります。
盆提灯(ぼんちょうちん)
盆提灯は、帰ってこられるご先祖さまの霊が道に迷わないようにと灯す、目印の役割を持つあかりです。仏壇のまわりや部屋に飾り、やわらかな灯りで故人をお迎えします。とくに故人が亡くなって初めて迎えるお盆では、白い提灯を用いる風習がある地域も見られます。提灯の種類や飾り方も地域や宗派によってさまざまです。
精霊馬(しょうりょうま)
きゅうりやなすに割り箸などを挿して、馬や牛に見立てたものを「精霊馬」と呼びます。きゅうりの馬は「少しでも早く帰ってきてほしい」、なすの牛は「ゆっくりお帰りいただきたい、お供え物を持って帰ってほしい」という願いを込めたものと伝えられています。こちらも飾る地域とそうでない地域があり、作法もさまざまです。
精霊棚(しょうりょうだな)とお供え
ご先祖さまをお迎えするために、お供え物を並べる「精霊棚(盆棚)」を設ける家庭もあります。季節の野菜や果物、故人が好んだ食べ物、お花などをお供えし、感謝の気持ちを表します。お供えの内容や並べ方も、地域や宗派、ご家庭の習わしによって異なります。
お盆とお墓参り
お盆の期間には、お墓参りをする習慣が広く根づいています。ご先祖さまをお迎えする前にお墓をきれいに掃除し、お花やお線香を供えて手を合わせることは、感謝の気持ちをかたちにする大切な機会と考えられています。掃除の時期や回数に決まりがあるわけではありませんが、お盆を一つの区切りとしてお墓を整える方は少なくありません。
一方で、近年はお墓参りに行きたくても行けないという事情を抱える方も増えています。お墓が遠方にあって帰省が難しい、お盆の暑さや混雑で移動の負担が大きい、加齢や体調の問題で炎天下の草むしりがつらい、といった理由はその一例です。無理をしてご自身で行く、ご親族に頼む、といった方法のほかに、近年では専門業者にお墓掃除やお墓参りを任せる「代行サービス」を選ぶ方も増えています。ご家庭の事情に合わせて、無理のない方法を選ぶことが大切です。
まとめ
お盆は、ご先祖さまや亡くなった方の霊をお迎えし、感謝を込めて供養する日本の大切な行事です。時期は七月に行う地域と八月に行う地域があり、迎え火・送り火、盆提灯、精霊馬といった風習も、地域や宗派によってさまざまなかたちで受け継がれています。「これが正解」という一つの決まりがあるわけではありませんので、ご自身の地域やご家庭の習わしを大切にしながら、ご先祖さまへの想いを向ける時間にしていただければと思います。
もし、お盆にお墓参りへ行くのが難しい場合は、お墓参り代行という選択肢もあります。全国対応のお墓参り代行・お墓掃除代行「きたよ。」では、税込27,500円〜(初めての方は22,000円〜)でご利用いただけます。作業前後の写真でのご報告にも対応しており、遠方の方にも安心してお任せいただけます。お盆の時期はご予約が混み合いますので、お早めにご相談ください。受付は平日10:00〜18:00(土日祝休業)、お電話は0120-941-275で承っております。ご先祖さまへの想いを、きたよ。がお手伝いいたします。