2021.09.13

春のお彼岸はいつ?お彼岸の花やお供え物・お墓参りのマナーを解説

春のお彼岸はいつ?お彼岸の花やお供え物・お墓参りのマナーを解説

お墓参りなどでご先祖さまの供養をする期間として知られているお彼岸。「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、春と秋の年2回あることをご存じの方も多いのではないでしょうか。この記事では、春のお彼岸について、いつなのかという基本の決まり方から、お墓参りにふさわしい花やお供え物、お参りのマナーまでをわかりやすく解説します。春のお彼岸に向けて準備を整えたい方や、何をすればよいのか迷っておられる方は、ぜひ参考にしてみてください。

春のお彼岸はいつ?日にちの決まり方

春のお彼岸の期間は、春分の日を「中日(ちゅうにち)」として、その前後3日間を合わせた計7日間です。中日の前日までを「彼岸入り」、中日の翌日からを「彼岸明け」と呼びます。つまり、春分の日が決まれば、その年のお彼岸の期間も自然と決まる仕組みです。

春分の日は天文学的に太陽の位置で決まるため、年によって3月20日や21日と前後します。お彼岸は毎年繰り返される行事ですので、まずは「春分の日を中日とした前後3日間・計7日間」という基本の考え方を覚えておくと、毎年の日付を確認するときに迷いません。

直近の例:2026年の春のお彼岸

直近の具体例として、2026年(令和8年)を見てみましょう。2026年の春分の日は3月20日(金)です。これを中日とすると、彼岸入りは3月17日(火)、彼岸明けは3月23日(月)となり、春のお彼岸の期間は3月17日(火)から3月23日(月)までの7日間にあたります。

お参りに行く日について、「中日の春分の日にお参りするのがよい」とする考え方もあれば、「期間中であれば日にちにこだわらない」という考え方もあります。いつお参りするのが望ましいかは地域や宗派、ご家庭の慣習により異なりますので、ご家族や菩提寺の方針を大切にしながら、無理のない日を選ぶとよいでしょう。

お彼岸とは

お彼岸は、お墓参りや法要によってご先祖さまを供養し、偲び、感謝を伝える期間とされています。もともとは「到彼岸(とうひがん)」といわれ、この世である「此岸(しがん)」から、悟りの境地であるあの世「彼岸(ひがん)」へと渡るための修行を指す言葉でした。7日間という期間が設けられているのは、もともと修行の期間として7日間が考えられていたことに由来するといわれています。

この考え方はインドから中国を経て日本に伝わり、日本ではご先祖さまを供養する独自の風習として根づいていきました。お彼岸にお墓参りなどを行う習慣が広く見られるのは、仏教国のなかでも日本の特色とされています。

春分の日は、昼と夜の長さがほぼ等しくなり、太陽が真東から昇って真西に沈む日です。仏教では西方に極楽浄土があると考えられてきたことから、この時期はご先祖さまを偲び、自らの心を見つめ直すのにふさわしい節目として大切にされてきました。なお、こうした由来や意味の捉え方も、宗派によって少しずつ異なります。

春のお彼岸の花

春のお彼岸にお墓参りへ行く際、お供えしたいお花をいくつかご紹介します。どの花を選ぶべきかという厳密な決まりはありませんが、長持ちしやすく、落ち着いた色合いのものが供花として好まれる傾向があります。地域や宗派、霊園の慣習により考え方は異なりますので、迷ったときは花屋さんに「お彼岸の供花」と伝えて相談するのもおすすめです。

お墓参りの花として定番といえるのが菊です。古くから邪気を払うといわれ、供花にふさわしいとされてきました。長持ちすることから長寿の象徴ともされ、枯れても花びらが散乱しにくい点も、お墓に供える花として扱いやすい理由です。

ユリ

凛として高貴な印象を与えるユリは、存在感があり、お彼岸の供花としてもよく用いられます。長持ちする品種が多く、お墓参りのお供えに向いています。お供えの際は、花粉が墓石につくとなかなか落ちにくいため、あらかじめ花粉を取り除いておくと安心です。

カーネーション

母の日の花として知られるカーネーションも、お墓参りに選ばれることがあります。赤やピンクの鮮やかな印象が強い花ですが、供花としては白や淡い色合いのものを選ぶと、落ち着いた雰囲気にまとまります。

トルコキキョウ

大きさや色のバリエーションが豊富なトルコキキョウは、お墓参りにもよく使われます。比較的長持ちし、他の花とも合わせやすいため、供花に彩りと華やかさを添えてくれます。

スターチス

春が旬のスターチスは、古くから徳の高い色とされてきた紫色の品種が知られています。花もちがよく、こまめに水を替えられない場面でもきれいな姿を保ちやすいことから、供花に選ばれています。

春のお供え物

続いて、春のお彼岸に仏壇やお墓へお供えしたいものをご紹介します。お供え物の内容や扱い方も、地域や宗派、ご家庭の慣習によって異なりますので、あくまで一般的な例としてご参考ください。

ぼた餅

春のお彼岸を代表するお供え物がぼた餅です。一般的には、春は「ぼた餅」、秋は「おはぎ」をお供えするとされます。ぼた餅の名は春に咲く花の牡丹にちなんだものといわれ、こし餡で作られることが多いのが特徴です。これは、秋に収穫した小豆が春には皮が固くなるため、皮を取り除いたこし餡にして使った名残だと伝えられています。お墓参りで供えたぼた餅は、お参りが済んだら持ち帰るのがマナーとされています。

果物やお菓子

そのほかのお供え物としては、果物や落雁などの和菓子、故人が生前に好んでいた食べ物などが選ばれます。日持ちのよいものを選び、墓地に置いたままにせず持ち帰るようにすると、虫や鳥を寄せつけず、まわりへの配慮にもつながります。

春のお彼岸のお墓参りのマナー

春のお彼岸のお墓参りでは、まずお墓の掃除から始めるのが基本です。落ち葉や雑草を取り除き、墓石を水で洗ってやわらかい布で拭き上げます。そのうえで花や水、お供え物を整え、お線香をあげて、手を合わせてご先祖さまへの感謝を伝えます。

掃除の際は、墓石を傷めないようやわらかい道具を使い、強くこすりすぎないことを心がけましょう。ひび割れや欠け、ぐらつきがある場合は、無理に磨かず管理者や石材店に相談すると安心です。また、霊園・墓地によっては火気の使用やお供え物の持ち帰りについて独自のルールが設けられていることがあります。お参りの前に、管理事務所の規定を確認しておくとよいでしょう。具体的な作法やお供えの扱いは地域や宗派により異なりますので、ご家庭や菩提寺の慣習を大切にしてください。

遠方や多忙でお墓参りに行けないときは

お彼岸はご先祖さまを供養する大切な機会ですが、お墓が遠方にあったり、お仕事や子育てで忙しかったりして、どうしても足を運べないこともあります。そうしたときの選択肢のひとつが、お墓参り代行・お墓掃除代行サービスです。スタッフがご依頼主に代わってお墓の清掃やお供え、お参りを行い、作業の前後を写真でご報告するサービスが一般的です。

料金は事業者によって幅がありますが、お墓掃除とお参りの代行でおおむね1万円台後半から3万円前後が目安とされています。墓地の広さやお墓の数、作業内容によって変わるため、依頼の前に見積もりを確認しておくと安心です。なお、きたよ。の場合は税込27,500円〜(初めての方は22,000円〜)でご案内しています。

まとめ

春のお彼岸は、春分の日を中日とした前後3日間・計7日間の期間で、その年の春分の日によって日にちが決まります。2026年であれば3月17日(火)から3月23日(月)までが目安です。お彼岸は、お墓参りや供花、お供え物を通じて、ご先祖さまへ感謝を伝える大切な節目です。作法やお供えは地域や宗派により異なりますので、ご家庭の慣習を大切にしながら、無理のない形で向き合っていただければと思います。

お墓参り代行・お墓掃除代行「きたよ。」は、全国対応でお墓の清掃やお参りを承っています。作業の前後を写真でお伝えし、遠方にお住まいの方にも安心してご利用いただけるよう努めています。受付は平日10:00〜18:00(土日祝休業)です。春のお彼岸を機に、ご先祖さまへの気持ちをかたちにしたいとお考えの際は、お気軽にご相談ください。

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お墓掃除
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